かみなし子こんにちは

取り留めなくおんなひとりの生活をつらつらと

かみなし子こんにちは

一緒に夜遊びしてた同僚のお姉さんが辞めてしまう

会社の中で遊ぶ人なんて、1人か2人いるくらいなんだが(いるんじゃん)(年を取ったから誘われないというのもある)。

 

入社から面倒見てもらって、カラオケ行って(彼女のm-floはマジうめえ)、初めてクラブに連れてってもらって、一緒に六本木でハロウィン仮装までやっちゃったイタイ思い出も共有した。彼氏ができなくて慌てていた20代後半から、その後色々と転々と会った男性たちを報告しては、婚約手前でプロポーズ待ちからアドバイスを乞いまくって、破棄したことまですべて共有した人。そういやおタバコを教えてもらったのもこの人か。ランチで1本もらってたのがいつしか自分で買うようになった。

 

彼女がいないからもうクラブには行けない。正確にはその後1人でも行ったけれど、もう気力と体力がないや。といいつつ、遊んでもらっていた時代の彼女の年齢をまだわたしは超えていない。

 

こうしてどんどん見送っていくのが、社歴が長くなると起こる茶飯事だ。置いて行かれる感覚。「お前はそこでそのままでいいのか?」と、声のない声が聞こえる感覚。

 

実際に彼女は今の部署でかなりきつい状況だったようだ。今の社内ニートのわたしとは正反対で、時短勤務で保育園にも行かないといけないのに、なかなか帰れない状況。わたしがそこ行った方がいいじゃないか(でも名乗り出ないわたしは卑怯だ)。そんな彼女にとってまた退職はふと降りてきた。近くの別の知り合いが「辞めたい」「辞めたい」と1年以上言っているのに、彼女はまたこれも2週間くらいで決断し、行動に移してしまった(「しまった」と書いているのはわたしの主観によるものである)。

 

彼女のそんな進路を邪魔する理由などないし、そもそも邪魔することが可能なわけがない。また黙って見送るのだが、今回は最後のランチで「かなしい」「さみしい」を連呼した。今さら何が覆るわけもない。でも、自分のためにとにかく言った。

 

もっと言えば、一緒に遊んだ時代も二度と戻ることはない。今また遊びに行ってもおそらくカラオケもかなわない(メンヘラソングばっかり歌うから)。んーでも。とにかく悲しいもんは悲しい。また、色々共有できる人が減ってしまう。そうしてまたわたしはふてぶてしく、黙って不機嫌なだけの年増女になっていく。

 

おそらくしばらくの間は専業主婦となる彼女と、おそらく多少無職になっても構わないだけの蓄えがある(とは彼女には言わないが、もちろん)わたしは、「会社に行かないでどうやって生きていくか」という冗談をぶつけあった。そこに「ブログ」「アフィリエイト」「イラストを描く」なども軽くぶつけてみた。水彩やiPadで描いた絵を今見せてしまおうか。

 

一瞬ぽろっとブログの画面を見せてしまおうかと思ったけど、やめといた。リアルが入れ混ざったら、どんなに好きな人だろうと、前のようにはならないと思うから。だからここで届かぬラブレターを書く。いや、ほんとに、届かないで、マジで、頼むから。

 

唯一といっていいような秘密を共有した人に、また一つ秘密を持つ。もろいが、色々と循環している、わたしの生活だ。

 

あぁまた会社へのモチベーションが1ガロンほど減った。