この記事は2018年10月の体験に基づくものです。
黒部のトロッコ列車。
ブログにはアップしていないが、6月には長野の扇沢からトロリーバスに乗って黒部ダムに行った。黒部って結局どこなの?富山?長野?とまた頭の悪さを露呈するが、富山県。黒部川が日本海からずっと走っており、峡谷鉄道はその川沿いを走る。温泉街である宇奈月からトロッコ列車はスタートし、途中の欅谷(ケヤキダニ)で観光の路線はおしまい。しかし、ダムを含めて全て、関西電力の作業地であるので、その先も業務用として存在する。
黄色い丸は、6月に行ったトロリーバス。黒部ダムはまだまだ遠い。。
また、タイムリーにも、今後欅谷から黒部ダムまでのトロッコも、観光用に開放されるようだ。
チケットはオンラインでも購入可能
チケットは前日までなら予約ができるらしい。
立ち見が出ないようになっていて、車両の座席は自動で配備されるようで、システマチックだ。先日乗ったロープウェイと違うんだな。ただ、当日思い立って行ったが、本格的な紅葉の季節より前だったからか、全く問題がなかった。1時間に2本ないくらい。走ってはいるけど、関電職員のためだったりして。そう、便乗させてもらっているだけなのだ。
勝手に山の上に上るから、寒くなるのかなと思ったけれど、そこまで標高は高くないので(欅谷で600mないくらい)、気温は冷え込まない。この日もでも、意外に?風があったので、防寒は必須だと思う。
電車は富山駅からJRじゃないローカル線、富山地方鉄道で宇奈月温泉で降りる。温水が噴き出ているし、湯気もモックモク出ている。椅子もかわいいのだ!
線路内に足湯あり。(11時から)
街灯がかわいい。
乗り場へ
本当はこのすぐ右側に駐車場(有料)が存在する。が、市営の街中のに停めてしまったもんだから歩くこととなった。
今回はリラックス席というものにした。割高になるけど、風が吹きっぱなしになるし、トンネルも多いので、オープン席だとしんどいかなと思ったからだ。 帰りは雨が降っていたし、正解だったかな。1時間20分もあるから、背もたれなしはしんどいのでは。。
上に書いてあるけど、室井滋さんのアナウンスが面白く、楽しめた。女優さんは喋りが上手いなぁ。
パンフに書いてあった面白いなというエピソードが、昔は業務用トロッコ列車に便乗させてもらうってだけで、「命や安全の保証は一切負いかねる」旨の便乗証を発行していたというやつだ。今の時代ならできなさそう。
崖にせり出して走る迫力
気持ち良すぎて、太陽の光と緑がまぶしすぎて、そして、振動が割と激しい(お尻にもろにくる)がそれもそのうちウトウトを誘い、行きの電車で少々寝てしまった。帰りも写真撮れるし、いいかなって。それが帰りは雨が降り出したんだけどね。。。
水の透明感。
曇りでこれである。上は加工(しかし体感はこんなものだった)、下は一切加工無し。
山だと、Google Mapの地形を出すのが楽しい。上高地を見てから切り替えた。山は見るところから形を変えるからだ。最近は圏外を見るのも珍しくなったような。ほんとうに、峡谷。京都の嵯峨野トロッコ列車とは全然距離や時間が違う、あちらは20分ほど。
サルの通り道「猿橋」。ビジターセンターに団子になっているサルの写真があった。宇奈月に向かうときにもサルが路上にいて、ぶつかることは無事回避。
川沿いなので、いたるところにダム。第一はわからなかったけど、黒部第二、第三と発電所がある。そして、第四となるのが、「くろよん」とニックネーム(?)がある、黒部ダムにある発電所。
冬の厳しさ、作業員さんの苦労が感じられる
トンネルは扉付き。冬の間は線路を外して、閉めてしまうそうだ。
穴が開いているのがわかるだろうか?空気用の穴。冬はトロッコが走れないので、その間、歩いて移動するのだそう。「冬季歩道」という。まっすぐあるいて6時間といっていたかな。観光列車のすぐそばで作業されてらっしゃって、手や顔を出したらぶつかってしまうのでは。。観光客が邪魔してるようなものでは、と少々不安にもなる。
おしゃんな建物。ちなみに帰り道は雨、天気がここまで違う。霞んでいる方がゲームのダンジョンみたいだ。FFっぽい。
黒部のダムも、映画で描かれていたようにたくさんの犠牲者が出ているけど、やっぱりこっちもそうなんだな。ダイナマイトが自然熱で吹っ飛んだり、雪崩にやられたり。100人近い人が亡くなられたり、負傷されている。合掌。
終点:欅平
途中スイッチバックも挟んだ。イマイチ理由や構造がわかっていないが。。箱根で耳タコになるほど聞いているので、あまり珍しいという感想が起こらない。
風が強いし、散策はもういいかとなり、ビジターセンターをぷらぷらし、レストハウスでランチ。お腹がすいていないのでチーズケーキにした。白えびどんぶりかなんかあったような気がするが、高い。コロッケが400円だったかなぁ。(ケーキは350だったと思う)
感想まとめ:仕事に命を懸ける人に驚きすら感じる
仕事ダルイポンコツOLなので(現に有給を取得して来ている)、ここまで過酷な環境で、ケガや命も惜しまず(惜しんでいないのか?)どうして頑張れるのか。理解すらできないくらいだ。過酷な環境は現在もだ。電気のためだろうか。尊敬を通り越して畏敬だ。
そして黒部は、1年で2回攻めたことになる。わたしには珍しく貪欲で、お腹いっぱいだ。自然はすごい。
本当は後一つ、一回行っておきたいなーというのは雪の大谷。
(富山のパンフレットより)
雪の大谷を楽しむ | 楽しみ方ナビゲート | 立山黒部アルペンルート
四月とかだとなんとなく休みが取りにくいんだよね。